2011年1月11日(水)寒い日
風が冷たい日。明日はもっと寒くなりそう。
中央線の駅近くに、昨年暮れに完成した戸建て住宅が数カ所あります。
高級そうなのから、いかにも建て売りというものまでありますが、
どれもまだ買い手のつかないままです。
小さな敷地。戸建てなのに、庭まわりはほとんどなく、
全面、アスファルト敷きで、家だけがあるといった住宅が多い。
「暮らす」という観点から見ると、ゆとりと遊びもなく、
魅力に欠け、ちょっと選ぶのは難しそうと思っていたけど、案の定かな。
でも、ちょっと前なら、少々難があっても、駅への便利さや安さで
売れていた物件だと思うのですが・・・。
正月のせい?
長引く不況のせい?
それとも東日本大震災後、「定住」する意欲が薄れたから?
あるいは、減少に向かい始めた人口の影響が、東京にも出ている?
いろいろ考えながら、灯のない家の窓を眺めました。
それにしても、建てた住宅だけが、効率よく売れれば良いという発想から、
もっと町並みを考え、緑地や通路や広場も組み入れ、その地域全体のレベルを
あげるような住宅建設はできないものでしょうかねえ。
この地域の行政指導はどうなっているのでしょう。
「町をつくる」という発想が、宅地開発にも求められる時代だと思うのですが・・・