玉川上水の灯火 小平市と武蔵野市

aruvo

2011年12月04日 02:43

2011年12月3日(土)雨のち曇り

玉川上水の柵の上に、夜になると灯がともる。

小平市の玉川上水沿いで、初めて2〜3mごとにともる
灯火の列を見た時、幻想的な美しさに感動した。
「京都の花灯籠みたい」と。

玉川上水は歩道が横にあるので、
この灯りがずっと続いていたら夜の通行にも役立つだろう。
他の市の区域もあればよいのにと思っていたら、
その後、武蔵野市の玉川上水区域でも同様な街灯が柵に設置された。
夜道が一気に明るくなった。

でも、違和感を感じる。
明るすぎるのだ。

良く見ると、小平市も武蔵野市も同じような形の門灯(?)が設置されて
いるが、小平市の方は上部にふた様の金具がかぶせられていて、
光が半分になっている。まぶしすぎない。
これなら、上水に生きる動植物への影響も少ないだろうと思う。

対して武蔵野市の方は、むき出し状態なので、光量も大きく、光の届く範囲も広い。
ただただ、人間のため、防犯優先、交通安全第一で作られたのだろうか。
明るければ良いという感じで、動植物への配慮は感じられない気がする。

宅地化が進む中、貴重な自然が残る玉川上水、
闇にまぎれて行動する生き物もいるだろうし、眠るものもいるだろうに・・・。

まぶしいほどの灯火は、余韻がないというか、奥ゆかしさがないというか
京都の旅行を思いださせた小平のものとは印象も違うものだった。

もちろん、夜道を通る者には嬉しい灯りだと思うけれど、
両市(市が設置したのかどうか、調べていないが・・・)の灯火の違いは、
その町の人々の思いや見識まで感じさせる気がする。

夜は本来暗いもの。
闇も貴重だと思いませんか?

(写真は小平側の灯火)

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